ちょっとオタクなシェリーの魅力

ちょっとオタクなシェリーの魅力

シェリーの商品を買い付ける時、バックスタンプを確認すべく店主が必ず確認するウェブサイトがございます。そう、英国のシェリーコレクターズクラブが運営するシェリーの情報がこれ以上とないくらいに詰まった情報サイト<shelley.co.uk>様です🙏😌

先日ふと、今更ながら 『paintress』という言葉が気に掛かりました。

今までは、ペイント(絵付け)という語幹にressという女性を表す語尾がついているので、女性の絵付け師さんたちのことかなくらいに考えていました。と、同時に、シェリー工房の商品のバックスタンプを見るたびに、周りにある点々だったり走り書きのような色飛びとも異なる記号のようなものにも気づいてはいたのですが、、、、ペイントレスという語彙を調べてみて初めて頭の中で繋がったのです!

 

当時、フリーハンドで絵付けをする女性のことを業界用語で『paintress』と呼んだそうです。店主が想像するに、ペイントレスとは、デザイナーや原型師、アーティストとも異なる職業で、陶磁器製造の過程である絵付けの作業を担う工房や工場の大事な従業員だったのかなと思います。

ここでシェリーコレクターズクラブさんの情報に戻りますと、シェリー窯の作品のバックスタンプ近くに見られるこれらの意味をなさない記号のような走り書き?は、個々のペイントレスさんがつけた印で、これを目印に賃金計算がなされていたそうです。

 

ということでして、ちょっとオタクっている店主のささやかな発見でございました。改めて、このピースはハンドペイントなのだなぁと感動致した次第です。

シェリー窯ファンの方々、お気づきでした?今度シェリー窯の作品を手に取られる際には是非この印、探してみてくださいませ。

 

ショップにあるシェリーの商品はこちらからご覧いただけます。

ダフォディルタイム by Shelley 

 

   

 

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